女性が結婚or転職の決断をしなければならないときに念頭に置いているのは出産であることが多い。結婚をすると間もなく出産をする場合が多く、それにともなって育児が必要になって当面は働けなくなりがちである。そのため、今はやりたい仕事があるという気持ちや、キャリアアップをしたいという希望があると転職をまずは行ってもう少し働いておきたいと考えるだろう。その板挟みになってしまって決断できずにいることは多い。その際には出産の可能性と時期について熟慮することが欠かせない。
結婚生活を始めたからといってすぐに出産をしなければならないという義務はない。確かに高齢出産になると母体にも胎児にもリスクがあるのは事実だが、それも考慮して結婚してからしばらくは子供は生まないと考えることも可能である。それをパートナーと相談して了承が得られれば結婚してから転職して働くという道も歩めるだろう。
また、そもそも出産をしないと決めることもできないわけではない。子供を生むこと自体が義務ではなく、実際に子供がいない夫婦も少なくはない。結婚生活をすることにメリットがあるのなら、必ずしも子供にこだわる必要はないという視点も確認しておくと良いだろう。そうすると結婚or転職の決断は大きなものではなくなり、どちらを優先してしまっても問題がなくなる。出産が懸念事項となっているのなら、その時期や可能性についてまずは具体的に相談してみるのが賢明である。